「どこの塾のテストを受けるのが良いですか?」
ご相談いただき、ありがとうございます。ご相談者様はとても良い点に気づかれましたね。
実は中学受験のテスト会の偏差値は、以下の理由から「どこの塾のテストを受けたとしても、全ての学校に対して適切な合格可能性が測れるものではない」と言えます。
1.テストによって母集団のレベルが大きく異なります。
2.テストを受けている生徒数が少ないため、偏差値の信憑性が薄くなります。
2.テストを受けている生徒数が少ないため、偏差値の信憑性が薄くなります。
そこで、受験生は志望校のレベルに応じたテストを選択する必要があります。
○○中学への合格可能性を測るにはどのテストを受けたらいいの?
四谷大塚での偏差値65を超える学校を受ける場合⇒サピックス
四谷大塚での偏差値61~65の学校を受ける場合⇒四谷大塚orサピックス
四谷大塚での偏差値46~60の学校を受ける場合⇒四谷大塚or日能研
四谷大塚での偏差値45以下の学校を受ける場合⇒日能研or首都圏模試
ご相談を頂いた際には、上記のようにお薦めしています。
まとめ
志望校のレベルを受ける子が多いテストを選ぶ方が信憑性のある偏差値を得ることができます。たとえ現在通っている塾で「他塾のテストを受けてはいけません」と言われても、受験学年になったら、必ず志望校のレベルに合わせたテスト会に参加するようにしましょう。
たとえば、四谷大塚での70近い偏差値の学校を志望されたお子さん。

サピックスのテストの偏差値では全然届かないけれど、全然首都圏模試なら合格率80%だから受かるかもしれない!
と受験します。その結果、不合格となるケースはたくさん見てきました。
もちろん、逆のパターンもたくさん見てきました。
四谷大塚の偏差値40前後の学校を受けるに当たって、、、

うちの子偏差値は低いけれど、○○中学校ならサピックスのテストで、合格率80%あるから受かるんじゃないかな?
サピックスのテストで合格率80%あるからと油断していると、思わね痛い目に遭うことが間々あります。
志望校に応じたテスト選びをすることが、合格可能性を見誤らないために大切です。